建設用語集


よみ 用語 解説
かーるなっくる カールナックル 菱形金網の端末加工の一種で、リングを作るようにカール状に加工したもの。
かくがたじゃかご 角型じゃかご ふとんかご
かごまっとこう かごマット工 所定の厚さをもって、マット状に連続したかご網(菱形金網)の中に、石を詰めた構造の護岸工法。網線には、河川での耐久性に優れた亜鉛アルミニウム合金めっき鉄線を使用。上蓋は粗面めっき鉄線(亜鉛アルミにマグネシュウムを加えた合金めっき鉄線)が標準仕様。⇒(多段積工平張工
かごマット
かごわくこう かご枠工 丸棒を主材にした枠材に溶接金網を取り付けたかご網。かご網を段積状に連続させ、石・土砂を詰めた構造。主に、道路・林道などの法尻の押え土留工、治山・砂防ダム及び床止工などの側壁工として使用。前面に植生シートを設置することで、現地発生土砂を使用でき、前面緑化も可能である。⇒EGボックス
かさあげこう 嵩上工 ①砂防ダムの貯砂量を大きくするために既設ダムの天端を高くすること。
②河川工事で河積を増やすために既設の堤防の上に盛土して天端を高くすること。
かじゅう 荷重 構造物や基礎の設計に考慮する外力。構造物や基礎の自重や土の重さなど常時作用する荷重を死荷重という。これに対し列車、自動車、群集などのように載荷位置や範囲が時間的に変化する荷重を活荷重という。荷重の作用する方向によって鉛直荷重、水平荷重などの呼び方もある。
かすみてい 霞堤 霞堤は、堤防のある区間に開口部を設け、その下流側の堤防を堤内地側に延長させて、開口部の上流の堤防と二重になるようにした不連続な堤防で急流河川に多用されている。霞堤には2つの効果があり、①平常時に堤内地からの水門や樋管を設置せずに出来る容易な排水効果。②洪水の一部を堤内地に逆流させピーク時の流量を逓減し、水位が下がれば霞堤の開口部からすみやかに川に戻し、被害の拡大を防ぐこと。
かせんかんりしゃ 河川管理者 河川は公共に利用されるものであって、その管理は、洪水や高潮などによる災害の発生を防止し、公共の安全を保持するよう適正に行われなければならない。この管理について権限をもち、その義務を負う者。一級河川は国土交通大臣、二級河川は都道府県知事。⇒河川法第7、9、10条
かせんくいき 河川区域 一般に堤防の川裏の法尻から、対岸の堤防の川裏の法尻までの間の河川としての役割をもつ土地。河川区域は洪水など災害の発生を防止するために必要な区域であり、河川法が適用される区域である。
かせんていぼうのこうぞうけんとうのてびき 河川堤防の構造検討の手引き (財)国土技術研究センター発行の河川堤防に関する図書
かたわく 型枠 コンクリートを成形する際の一時的工作物で、コンクリートに直接に接するせき板をさん木で連結した型板と、型板の位置を確保するための貫(ぬき)材やつなぎ材の総称。
かつかじゅう 活荷重 列車、自動車、群集などのように載荷位置や範囲が時間的に変化する荷重。
かわおもて・かわうら 川表・川裏 堤防を境にして、水が流れている方を川表、逆側の住居や農地などがある方が川裏。
かわおもてしゃすいこうほう 川表遮水工法 川表のり尻に遮水壁を設置し、基礎地盤の浸透水量を低減する。堤防の基礎地盤を強化する方法の一つ。
かんけいしゃてい 緩傾斜堤 海岸施設等の護岸(堤防)の一つ。1:3.0以下の緩い勾配で越波・しぶき防止対策として用いられる親水護岸工。
かんげきすいあつ 間隙水圧 土粒子間で負担される圧力、すなわち有効応力を全応力からマイナスした圧力を中立圧力、あるいは間隙水圧と呼ぶ。間隙水圧の考え方には2つの領域があり、1つは静水圧あるいは定常浸透流による間隙水圧、他方は土中の応力変化により生じる間隙水圧。
がんすいひ 含水比 湿潤土中に含まれる水の重量と、その乾燥土の重量との比。含水比W=湿潤中の水重量mw/炉乾燥土の重量ms×100(%)。試験方法はJIS A 1203に規定。
がんすいりょう 含水量 湿潤土中に含まれる水の重量。
かんそうみつど 乾燥密度 対象となる土が水を含んでいない状態での密度。
かんばつざい 間伐材 植林された木々の密度を調整するために、一部の木を伐採することを間伐といい、伐採された木を間伐材という。⇒主伐材
ぎせいぼうしょくさよう 犠牲防食作用 亜鉛めっき皮膜になんらかの理由でキズが生じた場合、周囲の亜鉛が陽イオンとなって鉄の腐食を抑制し電気化学的に保護する作用。
かせんさいがいふっきゅうごがんこうほうぎじゅつししん(あん) 河川災害復旧護岸工法技術指針(案) 社団法人 全国防災協会発行のかごマット多段積工に関する図書 → かごマット工
かせんていぼうせっけいししん 河川堤防設計指針 平成12年6月に(旧)建設省河川局治水課から出版された河川堤防に関する指針。
きそしょり 基礎処理 「河川砂防技術基準(案)」計画編の砂防施設計画に「基礎の地質(地質の良否、支持力、透水性、断層の有無を)十分に調査しなければならない。」と明記されており、ダムの基礎は、所要の支持力並びにせん断摩擦抵抗力を有し、浸透水等により破壊しないようにしなければならない。基本的には基礎処理を出来るだけ必要としないダムサイトを選定することはもちろんであるが、やむをえず、軟弱地盤や堆積土砂の大きいところ、あるいは地すべり地等において砂防ダムを計画しなければならない場合には、これらの弱点に対処するために基礎処理を行う。
主な基礎処理方法には、グラウト工法、コンクリート置換工法(デンタルワーク)、ロックボルト工法、杭基礎工法、置換工法、ケーソン、基礎工法、薬液注入工法、杭打工法、深礎工法、遮水壁工法、フェイシング工法などがある。
きっこうかなあみ 亀甲金網 なまし鉄線・亜鉛めっき鉄線・ステンレス鋼線を用いて、隣り合う線をねじり合わせて網目を六角形すなわちきっ甲状に作ったものである。金網の中では、一番古い歴史を持ち、現在でも養鶏・養兎用の金網から建築現場の危険防止用の網など幅広く利用されている。
ぎょどう 魚道 魚類の河道遡上などを妨害しないようダムや床固工に設ける通路である。一般には1/6~1/10程度のゆるい勾配とする。
きょようしじりょく 許容支持力 地盤が許容できる支持力。地盤のせん断破壊または沈下によってその上にある構造物に被害が生じないように適当な安全率を見込んで決めた単位面積当たりの荷重。
きんぼうりゅうそく 近傍流速 護岸表面近傍に作用する流速。水理学的には護岸表面の相当粗度(ks)の高さでの流速の大きさ。
くらっしゃーらん クラッシャーラン クラッシャで割ったままの砕石。ふるいを通していないので粒土範囲が広いが、道路の路盤材料や、構造物の基礎材、あるいは、栗石などの目潰し材として用いられる。JIS A 5001
くりんぷかなあみ クリンプ金網 亜鉛めっき鉄線・ステンレス鋼線を、回転する一対の歯車の間にたて・よこに通して歯車のピッチと同じピッチのクリンプをたて・よこに付与した後、たて線を織機の定められた位置に配列し、交互に上下するたて線の間によこ線を直角に供給して織り上げていく金網。
けいかくこうすいい 計画高水位 計画高水位流量が堤防の計画断面を流下する時に達する水位(H.W.L.)。堤防の高さはこの水位に余裕を持って計画される。
げんせいこう 減勢工 高速射流の流れのエネルギーを減殺するための構造物。ダム余水吐の下流部に設けられるものには跳水形、バケット形、放射形、クッション形がある。砂防ダムの水吐工や流路工末端の護床工も減勢工の一種である。
けんせつしょう かせんさぼうぎじゅつきじゅん(あん)どうかいせつ 建設省 河川砂防技術基準(案)同解説 (旧)建設省河川局監修、社団法人日本河川協会編の河川に関する技術基準書。調査編、計画編、設計編Ⅰ・Ⅱの4部構成となっている。
こいる コイル ふとんかごかごマット工かご枠工等の連結に使用する部材。Φ4,5㎜程度の鉄線を径5cm程度のらせん状に加工したもの。長さ30cm~1m程度。
こうすいじき・ていすいろ 高水敷・低水路 高水敷は、複断面の形をした河川で、常に水が流れる低水路より一段高い部分の敷地。平常時にはグランドや公園など様々な形で利用されているが、大きな洪水の時には水に浸かってしまう。
こうせいくみたてあみ 鋼製組立網 材料・形状寸法ともふとんかごを大型にしたもの。大型フトンかごで親しまれている。連結にはUボルトを使用する。伝統的工法のふとんかごと比較して、耐久性・強度とも向上しており、砂防・治山・林道・道路・河川などに永久構造物として広く使用されている。→ガードン
こうせいダム 鋼製ダム 山間へき地等輸送手段のない所、大量のコンクリート工事が困難な所、災害対策で緊急を要する所などに、工期の短縮、省力化、標準化の一貫として開発された工法。
こうわんちくていまっと 港湾築堤マット 海水・汽水域で使用される鋼製組立網の一種で、石材などを投入後、ワイヤーロープで吊上げ設置できる。亜鉛めっき鉄線製のものが多いが、耐久性が必要な場合にはポリエチレン被覆鉄線を使用したほうが良い。 →リーフマット築堤マット
ごがん(ごがんこう) 護岸(護岸工) 川を流れる水の作用(浸食作用など)から河岸や堤防を守るために、それらの表法面に設けられる施設で、かご、コンクリートブロックなどで覆うような構造。
こがんてい 湖岸堤 湖または沼等の周りに設けられる人工の堤防。
ごがんのりきがくせっけいほう 護岸の力学設計法 財団法人 国土開発技術研究センター発行の護岸工の力学設計に関する設計手法書。
ごしょうこう 護床工 砂防ダムの水叩き工下流部や、底張りした流路工の末端など、河床材料やその粒径が急変する所で発生する洗掘を防ぐために、ブロック、粗朶沈床、捨て石等屈撓性ある材料で河床を覆い、落差や粗度をつけて流速を落とす工法。→根固めマット
こだん 小段 堤防が高くなると法長が長くなるので、法面の途中に安定性を保つために、設けられる水平な部分。小段は、維持補修や水防活動といった作業を容易にする役割も持つ。
こんしすてんしー コンシステンシー 粘性土において、外力に対しての抵抗が含水状態により異なる性質のこと。

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